横浜の樹木葬の費用・現状とは?

横浜 樹木葬 費用

樹木葬と言うと、人里離れた山林の墓地を思い浮かべる方も多いかもしれません。

樹木葬の始まりには山林の保護・保全という目的がありましたので、場所も都心からは遠く離れた山などが主な墓所となっていました。しかし、近年お墓の在り方というものに対して新しい考えを持つ方も増え、樹木葬の需要は年々高まってきました。それに伴い、樹木葬の形式を取る墓地・寺院も東京都内や横浜などに少しずつですが増えてきたようです。

横浜近郊にある樹木葬が行える墓地・寺院を取り上げて、それぞれがどのような特徴があり、その金額の相場はどのくらいなのかをピックアップしてみたいと思います。

メモリアルパーク南横浜

メモリアルパーク南横浜は、平成14年に開園した宗教法人金剛寺が運営する、横浜市戸塚区にある墓所です。横浜では初となる、西欧風ガーデニング霊園となっています。

「ガーデニング霊園」とは「庭園墓地」とも呼ばれることがある庭園風の墓所です。玉砂利などの代わりに芝生や花壇が整備され、今までのような一般的な墓地とは異なる明るく、訪れやすいイメージが特徴です。

メモリアルパーク南横浜は、近年一般的な墓地の運営と同時に、「樹木フラワー墓地」という樹木葬の形式での埋葬も行うようになりました。平成23年7月に始まった形式の埋葬方法で、1基2体用の墓所です。永代使用料が619,000円、年間管理費は一年当たり6,000円(20年または50年分を前納)となっています。この「樹木フラワー墓地」というのは、シンボルとなる木の周りを墓石と草花が取り囲む形式の樹木葬です。戒名などを刻む墓石を設置することができるので、墓標が何もない樹木葬には抵抗があるという方でも受け入れやすい形式となっています。

メモリアルステージ新横浜

純粋な樹木葬ではありませんが、ガーデニング霊園のひとつとして「メモリアルステージ新横浜」があります。こちらは平成15年11月に開園した宗教法人 保土ヶ谷教会が運営する無宗教の霊園です。最寄りのバス停から徒歩3分というアクセスの良さがセールスポイントのひとつです。

園内はバリアフリーで、お年寄りやお体の不自由な方でもお参りをすることができます。晴れた日には富士山を眺めることのできる抜群の立地に、美しい花々が咲く庭園風の墓所です。

こちらは基本的には墓石を建てるタイプの墓地ですが、従来の墓地とは違い、玉砂利ではなく一面芝生が植えられています。ペットと一緒に埋葬が可能な「芝生墓所」、好きな草花を植えることのできる「花壇墓所」など、自然との共生を望む方の希望に合うタイプの墓所が各種揃っています。

永代供養墓として「チェリオの丘」というタイプの墓所もあり、こちらは30年間の使用料が約45万円、永代供養代・永代管理代として25万円の費用が埋葬することが可能です。

陽光の杜(もり)

横浜ではありませんが、同じ神奈川県の伊勢原市にある曹洞宗の寺院・龍散禅寺が運営する樹木葬の墓所です。こちらの墓所は宗教・宗派を問わずどなたでも申し込むことが可能です。

陽光の杜では、シンボルツリーとして桜の木を共通の墓標とし、その木の前には献花台が設けられています。桜の木を中心として個別に埋葬のための区間が設けられ、特殊な骨壷に遺骨を収めて埋葬します。

この骨壷は、やがて土の中のバクテリアによって分解され、遺骨と一緒に土に還るようになっているという、まさに「土に還る」ことのできる樹木葬の形だと言えるでしょう。

こちらの墓所は、都心からでも電車・車を利用して約一時間という好立地にあります。墓所には休憩所なども設けられており、全体的には日本庭園を思わせる作りとなっています。 費用は、永代使用料として一体当たり55万円、夫婦などで埋葬を希望する場合には2体で85万円という設定になっています。埋葬立会料は別途3万円必要ですが、この他には管理費や寄付金などがかかりません。

  • FaceBook
  • twitter
  • Pocket
  • Line

TOPへ戻る