お墓を購入するときに、あらかじめ知っておきたい注意点があります。イメージばかり先行してしまって、のちのち不都合が生じないためにも墓所と石材店選びが重要になります。
墓地を選ぶ際の4つの注意点
墓地を購入する場合、場所によってそれぞれ使用規則などが定められています。事前によく調べておかないと、使用を認められなかったり、墓石の施工時にトラブルとなったりする場合があるので、以下の点に注意しましょう。石材店を指定される場合もあるので、選択肢が欲しいときは指定のない墓所を選ぶようにしてください。
立地条件
一番重要なポイントは、墓地の立地条件です。近所の墓地や自宅から離れた郊外など、様々な選択肢がありますが、価格が安いからといって遠くにお墓を建ててしまうと、交通アクセスが悪く、足を運ばなくなってしまう可能性もあります。
お墓は一度建ててしまったら気軽に変えることはできません。親戚と一緒にお参りする時に広い駐車場はあるのか、バスや電車で行けるのかなど、環境やアクセスを考慮して選びましょう。
宗旨・宗派
宗旨・宗派の条件も墓地によって変わります。寺院墓地などは、お寺の檀家になる必要があるので、後になって問題が起きないように気をつけましょう。
設備
墓地に駐車場や水道施設があるか、最低限の必要ポイントをチェックしましょう。休憩所や法要施設があれば、お墓参りの際に便利です。民営墓地は設備が充実しているところが多くあります。
管理状況
墓地全体の雰囲気や施設の状況など、管理がきちんとされているかを実際に見るようにしましょう。
石材店選びの注意点
基本的に墓石を選ぶ時には、建墓するところで一番よく使われている石種を扱う石材店を選びましょう。石材店とは、何年か後に追加彫りをするときなど、お墓を建てた後にも付き合いが続きます。安心して墓石を購入できる、信頼できるお店を選ぶために以下の注意点をチェックしてください。
墓所の立地や環境をよく把握しているかどうか
気候や風土の違いで、その土地に向かない石もあります。たとえば、海の近くならば円買いに強い石を使ったり、雪の多いところならば石が水にしみこんで凍り、割れないような石種にしてください。墓石のイメージや値段にこだわりすぎず、環境による注意点をしっかり把握して、きちんと説明してくれる石材店を選びましょう。
実際に施工したお墓を見せてもらう
建墓する際にもっとも重要なのが、基礎工事です。墓石の石種や色合い、デザインだけを見るのではなく、実際に施工したお墓を見ながら説明してくれるところを選びましょう。
墓石に必要な2つの条件
最近では墓石のデザインにこだわる人も多いかと思いますが、見ためだけを優先すると失敗してしまうので注意しましょう。まず大事なのは一定の「硬度」があるかどうかです。雨風にさらされることになる墓石が風化しないように、できるかぎり硬い石を使う必要があります。
また、水分が付着して苔が生えたり、ヒビが入ったりしないように「吸水率」が低い石を選ぶことも忘れずに。ずっと残るお墓なので、墓石は慎重に選びましょう。
お墓について気軽に相談しましょう
派手に低価格をうたっていたり、素敵な景観だったり、どんなに素敵な墓石デザインなどを手掛けているようなところでも、やはりコミュニケーションがうまくいかなければ納得のいくお墓を購入するには至りません。
こちらの要望を聞いてメリットだけをアピールするのではなく、デメリットもきちんと説明してくれるようなところを選ぶように注意してください。お墓を購入するということは、とても大変な作業です。困ったことなどありましたら、いつでもメモリアルサービスへご相談ください。
>>墓石や石材店の選び方については、こちらの記事で詳しくご覧いただけます。