お墓の建て方は人によってさまざまですが、一番重要なのは先祖や故人がやすらかに眠れて、かつ家族が墓参りしやすい場所であること。あとあと後悔することのない、満足のいくお墓を建てるためのポイントをご紹介します。
正しいお墓の建て方のポイント
お墓を建てる際には墓所の形態や場所、墓石(石材店)、価格などをはじめとするさまざまな情報を集め、希望に合うポイントを選ぶ必要があります。
しかし、すべて自分の思い通りに進むとは限りません。選択を迷ったときの指針となるような、お墓に対する希望リストのようなものを準備しておくと良いでしょう。墓所や墓石は希望に合うところがあったら、実際に見に行くこと。また、購入に至るまでの時間に余裕を持つことも大事です。
お墓の建て方における希望リストの項目例
情報を集める前にあらかじめリストアップしておきます。また、情報をたくさん集めることで希望が増えたり変わったりするようならば、同時にリスト内容も更新していきます。そして、実際にいくつかの現地を見学する、複数社から見積もりを取るなど、比較検討することで、納得して選択することができます。
- 墓所の形態(運営形態や宗派など)
- 墓所の位置(自宅からの交通手段・アクセスなど)
- 墓石のデザイン、必要な広さ等
- 価格・予算
- 園内の雰囲気
- 周辺環境
- 管理体制
お墓を建てるまでの流れ
実際に、お墓を建てる際にはどんなことが必要なのでしょうか。簡単なシミュレーションにてご紹介します。
1.インターネット検索や資料などから情報を集める
まずは、希望リストをもとにいくつかの墓所候補を選んで資料を取り寄せ、比較検討します。
2.実際に現地を見学する
希望に合う墓所をピックアップして、予約の上見学する。予約をすることで、専門スタッフがしっかり案内してくれます。墓石に関することもチェックを忘れずに行いましょう。このときに感じた疑問点などは、その場で解消しておきましょう。
3.墓所を申し込む
比較検討の末、納得のいく墓所が見つかったら申し込みましょう。
4.永代使用料・管理費を支払う
支払いの際に住民票や戸籍謄本など、書類が必要になる場合があります。入金後には、使用承諾証が発行されます。また、ローンでの支払いに対応しているところもあります。
5.墓所工事の契約
墓所の広さによって、外柵や石碑などの形を決めます。この段階で墓石工事価格が提示され、完成日と納骨可能日も確定します。
6.内金(手付金)
契約書を交わした後に工事の手付金を支払い、工事が始まります。
7.引き渡し・残金の支払い・保証書発行
注文から約2か月で引き渡しになります。注文内容と間違いがないかどうかをしっかり確認してください。引き渡し後に残金を支払うと、1週間程度で保証書が発行されます。
8.開眼供養
開眼供養とは、故人の魂を入れ込み、お墓として完成させるための儀式です。ここではじめて、お墓としての役割を果たすことになります。開眼供養は、お墓の新設に限ったことではなく、古いお墓を立て直す際にも必要な儀式となっています。
比較検討をすることで納得のいく建て方を
お墓は代々受け継がれていくもの。お墓を建てる必要が生じた場合、それは一生に一度かつ初めての経験となることでしょう。正しいお墓の建て方については身内とも話し合うなど、じっくりと時間をかけて選び、納得した上で決断することが大切です。
お墓にまつわるちょっとした疑問点や、家族の意見がまとまらないなど困った時には気兼ねなくメモリアルサービスの専門スタッフにご相談ください。故人はもちろん、残された家族にとっても満足できるように、サポートさせていただきます。