自然の樹々に囲まれた武蔵野の面影が残る多磨霊園は、都立霊園の中で最大の敷地面積を誇る霊園です。国内で初めて作られた公園墓地であり、様々な納骨方式に対応した施設を備えた多磨霊園の基本情報についてご案内していきます。
多磨霊園の概要
【総面積】1,280,237㎡
【区画数】68,000区画
【所在地】東京都府中市多磨町4-628 (京王バス停「多磨霊園表門」下車およそ徒歩2分 )
大正12年(1923年)開設の多磨霊園は、欧米諸国の森林墓地を手本とした国内で初めての公園墓地であり、この後に作られた多くの日本の墓地にとっての“ひな型”となりました。また、同じく国内で初めての、都市計画に基づいて作られた共葬墓地としても知られています。
園内の特徴
園内には、武蔵野の代表的な樹木であるアカマツなどの雑木林が点在し、桜並木や紅葉など四季折々の植物が、参拝や納骨に訪れた方々や、観光客の目を和ませてくれます。
新宿から40分~50分程度の場所に、東京ドーム27個分という広大な敷地を持つ多磨霊園。その広さと歴史の長さから、埋葬者数がたいへん多く、東郷平八郎(元帥海軍大将)、新渡戸稲造(農学者・教育者)、江戸川乱歩(作家) などといった著名人の遺骨も数多く納骨されています。
多磨霊園の使用料・管理料
多磨霊園には従来型の墓地の他に、都市の墓地需要に応えるため、様々な新しい納骨方式に対応した埋蔵施設が設けられています。
特に、「みたま堂」内にある長期収蔵施設は、都立霊園で唯一の永続的に使用できる(30年ごとに使用料を支払って更新する必要あり)立体型のロッカー式の納骨施設です。
ロッカー式という点では青山霊園・谷中霊園にある立体埋蔵施設と似ていますが、立体埋蔵施設の場合ロッカー式施設でご遺骨を個別に保管するのは20年間だけで、その後は地下に合葬となるのに対し、長期埋蔵施設は更新を続ければ永続的に個別に保管されるという違いがあります。
また、立体埋蔵施設は管理料は不要ですが、長期埋蔵施設は使用を続ける限り、毎年管理料が発生します。
多磨霊園の平成26年度の募集実績から、使用料・管理料の参考価格をご紹介します。
- 【一般埋蔵施設】使用料:1,538,250円~5,186,100円 管理料:1,220円~3,660円/年
- 【長期収蔵施設】使用料:258,000円~431,000円 管理料:3,210円~5,350円/年
多磨霊園の園内設備など
多磨霊園内の主な設備は、管理事務所、休憩所、水道、トイレなど。園内は車両の乗り入れが可能で、混雑時以外であれば園内の路上に駐車することもできます。管理事務所では、お墓参りの際に必要な清掃用具・剪定用具や、車いすなどの貸し出しを行っています。
多磨霊園への納骨についてのご相談は
ここまで、都立多磨霊園の基本情報についてご案内させていただきました。霊園選びの参考にして頂ければ幸いです。また、都立霊園への納骨方法について気になる方は、こちらの記事をお読みいただければと思います。
この他、多磨霊園への納骨に関してご不明な点やご質問などございましたら、メモリアルサービスまでどうぞお気軽にお問い合わせください。都立霊園への申し込み手続きも、すべて無料にて代行を承っております。