東京三大霊園のひとつにも数えられる都立青山霊園は、日本で初めてつくられた公営墓地で、南青山という都心の一等地にありながら、豊かな緑に囲まれた霊園です。ここでは、そんな由緒ある青山霊園への納骨をご希望される方へ向けて、霊園の基本情報をご紹介していきます。
青山霊園の概要
【総面積】263,564㎡
【所在地】東京都港区南青山2-32-2(東京メトロ「銀座線外苑前駅」徒歩約7分 )
青山霊園の始まりは明治5年(1872年)、当初は青山墓地という名称で、明治政府によって日本初の公営墓地として開設されました。以来、150年近くという長い年月のあいだに、10万基以上という極めて数多くのお墓が建てられ、大勢の方のご遺骨が納骨されてきた、由緒ある霊園です。
園内の特徴
大久保利通、吉田茂などといった偉大な政治家をはじめ、斎藤茂吉(歌人)、尾崎紅葉(小説家)、市川団十郎(歌舞伎役者)などといった、幅広い分野の著名人が眠る霊園としても有名です。また、少し変わったところでは、忠犬ハチ公や大久保利通の馬のお墓などもあり、観光スポットとしても親しまれています。
港区南青山というまさに都心の一等地にあって、緑豊かな広大な敷地を誇る青山霊園は、東京都民の貴重な憩いの場でもあり、都内有数の桜の名所としても知られています。
青山霊園の使用料・管理料
青山霊園の使用料は、所在地の地価を反映して都立霊園の中でも最も高額ですが、交通の便にも優れた絶好の立地条件であることや、都営のため管理料が安価であることなどから、つねに高い人気を誇っています。
他の都立霊園に比べ、納骨を希望する方の数に対して募集数が少ないこともあり、非常に倍率の高い状態が続いています。募集のある区画は、いずれも再貸付施設(以前の使用者から返還され、再利用される墓地)のため、使用の際には使用者負担にて整地工事が必要となる場合があります。
また、青山霊園には立体埋蔵施設もあり、こちらはご遺骨を屋内のカロート(納骨室)に20年個別に保管した後、地下カロートに共同で納骨される形式の施設です。
青山霊園の過去の募集実績から、使用料・管理料の参考価格をご紹介します。一般埋蔵施設は平成26年度募集分、立体埋蔵施設は平成23年度募集分の価格です。
- 【一般埋蔵施設】使用料:4,206,700円~10,041,800円 管理料:1,220円~2,440円/年
- 【立体埋蔵施設】使用料:601,000円円 管理料:不要
青山霊園の園内設備など
青山霊園内には、管理事務所、水道、トイレなどの一般的な設備の他、青山葬儀所・やすらぎ会館という会葬施設もあります。駐車スペースもありますが、台数が少ないので公共交通機関を利用することをおすすめします。管理事務所では掃除用具などの貸し出しの他、著名人のお墓の検索システムなどを利用できます。
青山霊園への納骨についてのご相談は
以上、都立青山霊園への基本情報についてご紹介してきました。納骨のご検討の際にお役立ていただければ幸いです。また、都立霊園への納骨方法について気になる方は、こちらの記事をお読みいただければと思います。
青山霊園への納骨についてのご質問やご相談は、メモリアルサービスまでお気軽にお問い合わせください。都立霊園の申し込みも無料にて代行させていただきます。