使用料の安さから人気の高い都立霊園は、都内でお墓の購入を考えている方が、まず候補として検討される霊園でしょう。今回はそんな都立霊園について、墓地の形式ごとの使用料をご案内します。
都立霊園の墓地の形態と使用料
都立霊園には様々な形式の墓地があり、それぞれ使用料は異なっています。
形式ごとの特徴と使用料(墓地使用権を取得するための費用、契約時に一度だけ支払う)・年間管理費(霊園全体の維持管理費用、毎年支払う)の目安を見ていきましょう。
一般埋蔵施設
その名の通り、もっとも一般的な形式の平面型墓地で、霊園内の土地を区画に分けて使用します。墓石やカロート(ご遺骨を納める場所)、外柵などといった区画内の構造物は、すべて使用者が自身で手配します。自分好みのお墓を建てられるのが魅力です。
- 【使用料】120万円~1,000万円前後
- 【管理費】1,200円~3,600円前後
芝生埋蔵施設
芝生で覆われた広い敷地に、複数の埋蔵施設が等間隔で配置されている墓地で、敷地には区切りがありません。カロート部分があらかじめ設置されています。墓石は使用者で用意しますが、墓地全体の景観を美しく保つため、墓石の大きさに制限があります。
- 【使用料】120万円~1,000万円前後
- 【管理費】1,200円~3,600円前後
壁型埋蔵施設
土地の有効活用と墓地需要増加への対応を目的とした省スペース型の墓地。同型同サイズの墓石とカロートが設置されており、使用者は墓石に家名を表示するプレートを取り付けることができます。
- 【使用料】158万円
- 【管理費】3,100円程度
立体埋蔵施設
使用許可日から20年間は、ご遺骨を地上の納骨室で個別に埋蔵し、その後は地下のカロートに合葬するシステムの墓地です。建物壁面に設置されたプレートに家名などを彫刻できます。
- 【使用料】472,000円~601,000円
- 【管理費】不要
樹林型合葬埋蔵施設・樹木型合葬埋蔵施設
樹林の下に埋蔵施設があり、底部分が土につながっているため、納められたご遺骨はいずれ土に還ります。複数の方のご遺骨をまとめて合葬する樹林型と、個別に埋蔵する樹木型があります。
- 【使用料】43,000円~368,000円
- 【管理費】不要
長期収蔵施設
建物の中に設置されたロッカー状のスペースに、ご遺骨を納める納骨堂形式の施設です。使用期間は30年と限られていますが、更新することができるので、長期にわたって墓所として使用できます。
- 【使用料】258,000円~431,000円
- 【管理費】3,210円~5,350円
応募条件に注意
使用料・管理料の安い都立霊園は、とくにお墓にかかる費用を抑えたい方におすすめです。ただし、墓地の形式によって様々な応募条件が設定されていますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
メモリアルサービスでは、応募条件の確認をはじめとする都立霊園の申込み手続きを、すべて無料で承っております。