お墓の購入を考えたとき、やはり気になるのは墓石代、永代使用料などの価格です。都立霊園は比較的コストが低いとして人気ですが、実際にはどのような費用が必要で、価格はどのくらいなのでしょうか?
ここでは、様々な費用の項目とその価格についてまとめました。
都立霊園とは
都立霊園は、東京都が運営する霊園のこと。都内とその周辺に8か所用意されていますが、都市への人口集中を背景に、いずれも常にほとんど満員となっています。
その人気のもっとも大きな理由の一つとして、民間の霊園に比べて、利用料などの価格が低めであるということが挙げられます。
都立霊園の利用に必要な費用
都立霊園の利用に際して必要となる主な費用と価格は、各霊園や墓地の形態、区画の広さなどによって変わってきます。その中で、もっともスタンダードな「一般埋蔵施設」の場合は、次のようになっています。
使用料
墓地の区画を使用するための権利を取得するためにかかる費用。民間霊園などにおける「永代使用料」にあたり、権利取得時に一度だけ支払います。都立霊園の場合、使用料は地価の影響から、霊園の所在地によって価格にかなり開きがあります。
価格:およそ120万円~1000万円程度
年間管理料
霊園全体を維持・管理していくための費用として、利用者全員に年間管理料の負担が義務づけられています。民間霊園においては年額1万5000円程度のことが多いのに対して、都立霊園の場合はかなり低い価格に設定されています。
価格:年額およそ1200円~3600円程度
墓石代金・工事代金
都立霊園の場合は石材店などの指定はないので、利用者自身で業者を探して手配することになります。それぞれの業者や墓石の材料・デザインなどによって価格は異なりますので、よく確認して検討する必要があります。
価格:墓石+工事代金の相場で約160万円前後
価格だけではない都立霊園のメリット
都立霊園は、もともと都民へのサービスの一環として運営されているため、民間の霊園に比べて様々な費用の価格が抑えられています。お墓のための費用を節約できることは、都立霊園の最大の魅力と言えますが、それ以外にも都立霊園には色々なメリットがあります。
- 運営母体が東京都なので安定しており、永続的に維持・管理されるので安心です。
- 宗教・宗派による制限はありません。
- 石材店など業者を自由に選べるので、お墓の材質やデザインにこだわることも可能です。
申込み手続きをお忘れなく
ご紹介してきたように、価格など様々な面でメリットの多い都立霊園。毎年6月には、年に一度の利用者募集の要項が発表されますので、利用をご希望される方は忘れずにお申込みください。
都立霊園の申込み手続きに関するお悩み・ご質問などは、メモリアルサービスまでどうぞ。手続きの代行も無料にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。