ここ数年、東京23区内や首都圏のターミナル駅の傍にビル1棟全て納骨施設というお墓が流行しています。
もしかすると皆さんのご自宅の近くにも存在するのではないでしょうか。
このビルタイプの納骨施設は納骨箱が別の場所に保管されており、参拝スペースで各ICカードを使って情報を読み込み、納骨箱が自動で参拝スペースまで搬送されるという仕組みになっています。
ビルタイプの納骨施設のメリット
ビル型の納骨施設の多くは都市部にあり駅からも近く、お墓参りにも便利です。
お仕事帰りのお参りなど、気軽に足を運べるというのも魅力です。館内設備もエレベーター完備やバリアフリー化されているため、年配の方でも安心してお参りができる施設が多くあります。また天候に関係なくお参りができることも屋外霊園との違いと言えるでしょう。
ビルタイプの納骨施設のデメリット
多くのご遺骨を収容できるビルタイプですが、耐震・免振工法などはあるにしても、マンションなどと同様に耐久年数があるため、将来的な不安がないとは言えません。
建替えの時期を想定して、建て替えが完了するまでの間の納骨施設に収められているご遺骨がどこに保管されるのか、また建て替えに際しての追加費用の有無など事前に確認しておいた方が良いでしょう。
また自動搬送式の参拝スペースは数に限りがあるため、お盆やお彼岸などお参り時期には、混雑しやすく思わぬ時間を要してしまう可能性があります。
墓石に関してもほとんどの場合、あらかじめデザインが決められているため、希望の墓石デザインがあったり、オリジナリティある墓石にしたいという方にはあまり向いていないと言えるでしょう。
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