お墓を建てるまでの流れ
ここでは、お墓ができるまでの基本的な流れをご説明いたします。
お墓ができるまでの流れ
民営霊園
まずはご連絡ください。専門のスタッフがお客さまご希望のエリア内にある寺院墓地や霊園をご紹介させていただきます。また霊園の資料をご希望の方はお申し出下さい。郵送いたします。ご相談方法は電話、メールで受け付けております。
霊園見学のご案内
ご都合のよい日をご指定いただき、霊園をご案内いたします。環境や墓所の施工例などをお客さまご自身で確認いただけます。
墓所のお申し込み
内容を十分にご検討いただき、墓所使用申込書をご記入いただきます。
※印鑑(認印)をご持参ください。
永代使用料・管理費のお支払い
墓所工事のご契約(外柵・石碑など)
墓所の広さにより、具体的に外柵や石碑などの形を決めていただき、お客さまのご予算・ご要望に合わせて墓石工事価格をご提示いたします。
ご契約内容から、完成日と納骨可能日をお伝えさせていただきます。
工事着手
設計図のご確認
お打合せの内容から図面を作成いたします。
建墓をした後、お客さまの考えていたイメージと違うといったことにならないよう、コンピュータでイメージ図を作成し、ご確認いただきます。
石碑彫刻文字原稿のご確認・ご返送
石碑に彫刻する文字原稿をお送りいたします。文字の書体や誤字・脱字などをお確かめいただきます。
採石
切断・研磨
採掘場にて切り出された石材を石碑用・外柵用など用途別にデザインに合わせ切断し、ツヤを長持ちさせるよう、熟練された職人の技術により丹念に研磨されます。特別加工にも職人の技が生かされます。
文字・絵柄彫刻
文字の彫刻から絵柄の彫刻まで、生前好きだったもの、趣味など、故人の価値観や感性にあったデザインを選ぶことができます。 最後にお客様にご確認いただいたデザイン原稿を元に彫刻をいたします。
基礎工事
外柵据付・石碑据付・付属品の設置
基礎工事が完了したらコンクリートを充分に乾燥させた上で外柵の据付を行います。
石碑据付を行う際は、石材と石材の間の接着面に、昔ながらのセメントではなく耐震性ボンドにて接着の後、耐震性コーキングにて目地止めをします。
花立・香炉・水鉢などの付属品やステンレスの花筒・香炉皿などの備品を設置してお墓が完成します。
工事完成・完成検査
お引渡し(ご注文から約1.5〜2ヶ月後)
担当者立会いにて、お客様に注文内容と間違いないかをご確認頂き、お引き渡しいたします。
残金のお支払い
残りの残金をお支払いいただきます。
保証書発行
お墓ができあがってまずすることはそれは開眼供養です。
開眼供養とは、完成したお墓に個人の魂を入れ込み、ただの石をお墓として完成させるための儀式です。お墓は、個人の魂を入れ込むことで、はじめてお墓としての役割を果たすことになります。
また、開眼供養は、お墓を新設するときに限った話ではありません。古いお墓を建て直す際にも開眼供養は必要です。新しくお墓を建てる際の開眼供養の手順に加えて、古いお墓から個人の魂を抜く作業が必要になります。まず、僧侶に読経してもらい、古いお墓から魂を抜き取ります。その後、お墓を建て直し、改めて魂を入れてもらいます。
霊園墓地 選択のポイント
霊園墓地購入のポイントについてのアンケート実施いたしました。提示する10項目の中からそれぞれ1〜3位の順位をつける形式で選択して頂きました。1位は「交通・アクセス」、2位は「価格・予算」、3位は「園内の雰囲気」という並びになっています。
1位の「交通・アクセス」は圧倒的多数を占めています。この項目を重視するお客様は実際に選んだ霊園の良かった点としても「交通・アクセス」を上げることが多く、また悪かった点としても「公共交通機関の利便性の悪さ」を上げることが多い結果となりました。
年齢を重ねるに連れて長距離の移動がつらくなるため、どうしても住居から近いことを第一条件にせざるを得ないという事情が窺えます。実際、お墓が遠いために交通費がかさむ、管理がおろそかになるといった悩みを抱えるお客様は増えており、実家や遠方に購入したお墓を現在の住まいの近くに移動する「お墓のお引越し改葬」の需要も増えています。
2位の「価格・予算」は決して低各区の墓石だけがシェアを拡大しているわけではないと言えそうです。それぞれの懐事情にあったお墓づくりを追求するスタイルが根付いてきていると言えるでしょう。
3位の「園内の雰囲気」はこれについで多い「管理状況」「周辺環境」などは、自分が眠る場所として、またお墓参りに訪れてくれるであろうご家族や親類縁者の方への気持ちを考慮して霊園墓地を決めていることが考えられます。一方で「対応・接客」などを挙げるお客様は少なく、環境としての場所にはこだわりがあるものの付随するサービスについてはさほど気にならないようです。
お墓を購入して分かったこと、これからお墓を購入する方へのアドバイス
お墓の購入から検討まで、実際に経験したからこそわかる体験談を、これから購入する方へのアドバイスという形で集めました。お墓を建てる前に知っておくべきだったこと、戸惑ったこと、大変だったことなど、ご購入された方のリアルな声を聞くことができます。
「墓を建てる心構え」について
- 時間に余裕を持ち、購入を急がないこと。私の場合は、墓石の注文契約まで6ヶ月間かけました。見学してからも、その場の気分で決定せず、高揚した気分をクールダウンする時間を設けてから意思決定するのが良いと思います。
- 墓石に関する知識がまったくない場合、判断材料を豊富に手に入れる必要がある。
- 亡くなってから家族が慌てて探すのではなく生前契約で既に入る所があると、ホッとした気持ちになりました。
- 身内との話し合いが重要。とにかく情報はネットで。お店でも、話を聞いたら早く動くこと。まずは墓地の申し込みをして、結果を待たずに身内の話し合いをすることです。
- 悩んでないで、何でも相談すれば解決策があると感じました。
- 子供たちのことや親戚のアドバイスなど、意見をたくさん聞いていると、かえって決まらない。自分の日頃の考え方に従って購入した方が良い。
購入までに必ずやっておいたほうがよいこと
- 数十年先のことを考えての購入をおすすめします(年をとることを考慮して、交通手段、アクセス、今後自分が住む居住地との距離などを考える)。霊園選びは、数カ所回り、環境管理状況をを見て決めること。
- 何カ所も見学しましたが、法要室と休憩所が共用の所は、法要中には休憩室に入れません。真夏に外のベンチで休んだこともあったので、別になっている所を選びました。
- 実際に行ってみて、管理母体の方のお話も伺った上で納得のいった場合のみ購入したほうがいいと思います。
- 複数の石材店・霊園の資料を事前に送付いただけて、現地見学の連絡をする前に比較検討できたことは良かったと思います。実際には、現地を見て説明を聞き、広さを実感できたため、金額が相違する理由も理解できました。
- 複数の霊園を見学することで、それぞれの霊園の良い点、悪い点を比較できて良かったと思います。そして、すべて満点という霊園はなかなかありませんので、複数の霊園を見学することで何を最優先するのかが明確になりました。
- 紹介された各霊園の営業担当者の方々の対応はどこも良心的で契約を急がせることもなく、見学したら購入を断れなくなるのではないか、といった不安が解消しました。
設計・施工について
- 墓石は、石材店の言いなりになると高くなるのでよく見極めること(石の種類により大きく異なる)。墓石のオプション代は値引き可能だが、競合が出来ないので注意。
- 住宅も、お墓も、値段相応です。あとは施工業者との信頼関係につきると思います。もし自分が大工さんだったらと考えて、見積り価格にギリギリまで値引きを要求し、いろいろと注文するお施主さんとでは、どっちが良い仕事ができるか?という事だと思います。
- お墓の巡り合わせは人との巡り合わせだと思われるので、聞きたい事は全て聞いて、きちんと対応してくれる方と契約されるのが良いと思われます。
- ほとんどの方がそうだと思いますが、お墓の購入は初めてのことで、墓石や墓所に関する知識が全くなかったため初めはとまどうことが多くありました。自由墓所の場合、石材店により対応やデザインもかなり違ってくるので、数社から見積りを取り寄せ、何度も足を運びじっくりと検討しました。その中で、こちらの希望をしっかり聞いたうえでいい点も悪い点についてもアドバイスをしてくれた石材店にお願いしました。家族の意見がまとまらず苦労することもありましたが、お墓はとても大切なものなので、妥協せずに納得のいくものを作ることができてよかったと思います。
費用について
- 条件や価格は、地域が同じでも各墓所でまちまち。比較検討することが重要と感じました。
- いろいろとお金がかかることがわかりました。予算の上限を決めておくことが大切です。
- 高額な支払いなので、カード払いができるとありがたいと思いました。
- 価格の中に含まれていないものもあるので、予算をプラス20万円程度は見ておいたほうがよい。
霊園を選んだ決め手
- 自宅から車で10分以内と近いこと、こちらの現地案内係の方に親切に対応していただいたこと、石材店の営業もしつこくなく、限られた予算にも関わらず、丁寧に対応していただいたことが決め手でした。
- 年をとったときのこと、今住んでいるところから引っ越す可能性(老人ホームに入るなど)も考慮した上で交通の利便性を考え、場所を決めた。
- 比較的小さめの墓地ですが、新興住宅地の一角にあり、清々しい雰囲気と自宅から近いことが決め手になりました。
- 樹木葬は、永代供養を希望されている方には、とても利用しやすいと思います。後継者がおらず墓石を守れない場合など、樹木葬は墓石も無く、自然にかえるという意味もあり、自然でとても良いと思います。